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平成23年11月~平成24年3月実猟DVD 第5弾発売!

平成23年度 猪40頭(犬が止めたもの35頭)・鹿16頭捕獲全現場収録
DVD 4,800円 (消費税・運賃込)
一部ユーチューブにアップしています
下記クッリクするとご覧になれます
http://www.youtube.com/watch?v=oa-NzXJHqgM

4.2・5.20・6.12 仔犬の訓練

4月2日
猟が終わって始めて6ヶ月の子犬を訓練に連れて行く。若犬が咥えた子猪に、6頭の子犬が追い鳴きをして追い、皆で噛む。猟欲抜群、噛み・絡みで止める子犬たちである。

始めて猪を追って咥える6ヶ月の子犬
皆猟欲抜群
 
5月20日
4月2日に猪を噛んだ子犬達を単犬にして、8貫クラスの動きの速い、まくる猪にかける。猪に何度も捕まり噛まれるが、そのうち猪のまくりをかわして、少し離れて立て吠えをかける様になる。猪の下には行かず、上の方から、上の方から吠える様になる。今猟期はこの犬達が単犬もしくは2頭のパックで猪を止める事間違いないであろう。今から楽しみである。
8貫クラスのハイスピードで犬を捲る猪に離れて吠える子犬
 
猪が捲る瞬間に逃げる犬
 
6月12日 
今日は久留米から犬を見にお客様が来られた。G.W中は大分・熊本・鹿児島・島根・兵庫・山口等から大勢のお客様がお見えになったが、この子犬達のスピード・鳴き・絡み・猪とのやり取りを見られて、ビックリしておられた。
猪がまくってくると、それをいち早く察知し犬が逃げる。猪が止まると、すぐ吠え立てる。
猪の怖さを少しは知った様である。猪に飛びかかって行く犬・接近戦等の犬では、自然の猪から切りまくられる。これは犬が持って生まれたDNAである。
今日久留米から来られた方は、ここら辺が良く分かっていた様だ。かなり犬の事は詳しい様である。普通の猟師はここが分からない方が多い。
平成23年11月から平成24年3月までの猟期間のDVDの編集がもうすぐ終わる。
うちに来られた方々はこの編集前の画像を見て、「こんな逃げる猪を起こす度に良く止めるとは」とビックリされていた。猪は大きくなる程とりやすい。先抜けし逃げる猪を1、2頭の犬でいかに犬が止めるか。それが名犬の名犬たる所以であろう。逃げない寝床にいる猪を吠えて止める犬は簡単であるが、逃げた猪に追いついて、絡めて止めるこれが一番難しい。
 
色々な所から犬を持って来られる方がいる。5頭持って来られたら5頭訓練所で放す。
うちの訓練所の猪は、三重県の中島猪犬訓練所さんの昔の訓練所と同じで、ヤブもスダも多い。尾根が指先の様に何本もあって、非常に追いにくい山である。咥えたら持って帰って下さいと、お願いしているが、まだ1頭も咥えられた事がない。こんな山で子犬の訓練をし、追跡力・犬の足のスピード・鼻・鳴き全てを見るのである。犬は総合力が大事である。
リュウ 有害で鹿を追跡10分ダムに落し鹿を鉄砲で撃つ
リュウがダムに飛び込み鹿を追って来る。

2012.3.14~15 東郷出猟

3月14日
東郷に出猟、文明君と俊夫さんとAさんが待っていた。40頭まであと2頭と迫ってセコは気合が入るが、犬は足がパンパンである。カールとルイスと引いて山を2時間ほど引くが、出るのは鹿ばかりで猪が出ない。山を替えて、コダチ藁の中をシロ1頭を引いて、セコが山を登る。藪がきつくて中々前に進めずセコが苦労している様である、40分ほど狩り進んだ所で、セコより無線「50位の踏み足があるよ」猪の進んでいる方向に尚も猪のうじを狩り進む、約20分「犬の鼻が伸び出した」とセコより無線。マーカーのボリュウムを上げると、シロが走っている。どうやら猪の先抜けである。GPSを見ると、シロのスピードが上がった。そのうちシロの追い鳴きの声が、時々入り出す。声が激しくなった、どうやら獲物に近づいた様だ。将人より無線「下に落とし出した、下に落とし出した」GPSを見ると、今まで横に走っていた犬が、下に降りだした。私はシロが追い落としている下に、車で回る。現場に着き車から飛び降りて生声を聞くと。山の五合目付近を、県道に向かって真っ直ぐに落としている。突如、犬の鳴きが変わった、猪に追いつき牙をかけた様である。「ブゥーブゥブゥ」と猪のうぜる声と犬の「ワォワォワォ」の声が私の300M位上で聞こえ出した。約5秒位でまた追い鳴きになり、50M位下った所で、また猪のうぜる声、犬の絡み鳴きの声これもまたすぐ追い鳴きに変わった。この山は団子山で、猪がどこでも走る。今度は70M位下った所で犬の絡み鳴き、今度は止めると思ったが、またも追い鳴きになり、県道の約40~50Mの所まで、落としてきた。私は慌てててっぽwうを持って走り込むが、私の上30M位を県道に向かって斜め下に落ちって行った。

犬は、20M位後ろを追っている様だ。将人から「県道に飛び出るよ、県道に飛び出るよ」との無線。私は「鹿じゃあるまいし、犬が咥えんと県道にでるか」と言ってそのまま車の所に走り降る。車に乗ってGPSを見ると、私から200M程奥に行っている。私は車を飛ばして、奥に行くと。文明君がGPSを見ながら立っていた。無線で私に「また下の方に向かったよ、また下の方に向かったよ」私がGPSを見ると県道の上10M位をまた下の方に向かったユーターンをしている。私は車を回して下に急ぐ。犬を追い越して、150M先で待っていると、またユーターンした。どうやら犬が追いついて後ろ足に牙をかけるとクルッと向きを変えて犬をまくる、そこで犬がたて吠えをかけると普通猪は止まって犬と喧嘩を始めるが、この猪はクルッと回って犬に向かって突進しそのまま逃げる様だ。
また追いつかれると、また同じ事をして逃げる。逃げ猪である。文明君の方に向かって、行っていた猪がまた私の方に向かってユーターンをしてきた、私と文明君の距離約500M私はリュウを放して咬ませようと用意をしていると、私の前100M位でユーターンをしてこっちに来なかった。私は車を飛ばして追いかけ、シロの追い鳴きの聞こえる所で、リュウを放すと、リュウが山に入った瞬間泣き出した。何回も県道を行き来したので、匂いがプンプンしていたのであろう。リュウからシロまでの距離約70M位。ちょっとするとリュウがシロに追いついた2匹の犬が「ギャンギャン」鳴いて追い出した。猪はユーターンせず県道の上を真っ直ぐ奥に走って逃げる。文明君のいた所を通り越し、私が車で水清谷に回りこんで犬から200位奥で待っていると、文明君が私を通り越して100M位奥の川向の造林場で、車から降り鉄砲もって山を見ている。GPSを見ると猪が斜め上に上がりだした。ちょうど私の目の前である。コダチ藁で良く見えないが、リュウがチラチラと見えた。リュウの追い鳴きがピタリと止まりシロが時々吠える。
マーカーのボリュウムを上げると、猪の「フゥフゥ」言う声が入って来た。「咥えたく咥えた」と無線を入れる。文明君が「咥えたね」と言いながら私の方によってきた。俊夫さんとAさんから無線「どこねぇ~」「水清谷の入り口」「どんげなった~」「咥えた、咥えた」私と文明君はビデオを撮りながら下に落ちてくるかもと待っているが、落ちて来ない。
10分程すると川向にAさんが来て、山の上に上がりだした。文明君がこちらから場所を教える。暫くすると、現場に着いた様だ、犬に「やれやれ」と言う声がマーカーを通して聞こえて来た。俊夫さんも対岸にきて上り出した。Aさんが「後ろ足を握ったよ~」俊夫さんも現場に着いた様だ。この時興奮のあまり無線のスイッチを押したままになり現場の様子は良く分かるが、話が出来なくなった。猪の悲鳴が聞こえ出した。なかなか悲鳴が止まらない。どうやら急所を刺していない様だ。こっちから生声でおらぶ「どこ刺しよるとけ~」返事がない。暫くして「無線を押さえちょるが~」と4~5回おらぶとAさんより無線が入り「死なんとよ、頭撃っていいどかい」との無線。文明君が「もう撃ちなんな、のどから心臓刺せば死ぬるが、他を刺すと肉が煮えるよ」暫くして「死んだよ~」「将人が来るからそこで待っちょきないよ」と無線を入れるがAさんが猪を下まで引きづり出して来てるようだ。将人が対岸にきた。川を渡って3人で我々のいる方に猪を引きつり出してきた。65キロ位のメス猪であった。40頭まであと1頭、明日は最終日、犬はどれも足がパンパンである。
 
 
川を渡って猪を引き出す将人
 
 
道路に引き上げた猪65キロ位のメス猪
 
3月15日 いよいよ最終日
東郷に行くと俊夫さんと文明君が待っていた。カールとルイスを引いて、大山を4時間ほど引くが起こすのは鹿ばかり。セコの将人も犬も足がパンパンである。遅い昼食を取ってシロを単犬で引く。3時半まで引き回すが猪が出ない。猪を起こしてよう獲らなければ諦めもつくが、起こさないでやめるのは悔いが残る。そんな事を思っていると、文明君より将人に無線「足がパンパンやろけんど、もう最後やから児洗の部落の上を引いてみね」将人より「了解」将人が犬を引いて登って行く。20分程して将人より「50位の踏み足があるわぁ」との無線が入る。ここら一帯はスダの多い所である。暫くして将人の70M位下のスダの中でシロが一声「ワァン」その瞬間、将人の前の10M位のスダの中を猪が抜ける。将人より「先抜け、先抜け」一呼吸おいて、「シロが来た、シロが来た、俊夫さんの方に落として行きよるよ」俊夫さんより「了解」私は車を飛ばして俊夫さんの入っている谷を目指し急ぐ。先抜けした猪である犬も足がパンパンなので、長くは追えまい。スーパーを付けてやろうと思い車を飛ばす。途中、俊夫さんより無線「俺の入っとる谷の右の尾根をシロが鳴いて前にでた、猪は見えなかった」私は「了解」俊夫さんの入ってる谷に車を飛ばして入ると。俊夫さんの車が見えた。シロの追い鳴きが生で聞こえ出した。車から100M位奥に俊夫さんは入っている。俊夫さんの車の所で車を止め、GPSを見ると俊夫さんの車の前を猪が谷をきって、左の方へ登った様だ。シロまでの距離約150M。私はすかさずスーパーを放す。スーパーはシロの通った後を、鳴きながら追って行く。数分するとスーパーが追いついた。私から380M位上、将人から無線「水取り場へ落とし出したよ」私は車に飛び乗り水取り場へ向かう。県道に出て、水取り場の鎖を外して登っていると、スーパーとがっちゃんした。水取り場をきって、県道の上50Mをスーパーが鳴いて下っていると無線を入れる、文明君「了解」私も県道に降りて、下の方に県道を走る。途中文明君に会う。県道から旧県道の方に入り込む。GPSを見ながら、途中の林道を50M程登ると、スーパーの生声が私の横で聞こえ出した。スーパーが着けて約10分、私が車から飛び降りると、さぼの上で「パリパリ」と音がした。私は車から最後の切り札のリュウを放す。さぼの上にもうスーパーが来ていた。リュウが走り上がろうとするが、さぼの所は上がれない。1回車の所に出てスーパーの声を聞きながら、スーパーの前に走りあがって行った。「リュウが付いたよ」と無線を入れ。「トンネル、トンネル」と言って。
車を飛ばす。旧道に降りトンネルの方に走って行くと。「ドォン」と1発。文明君が旧道の上に座っており、私が車で駆けつけると、「とめたよ~」との無線。文明君の車の所に車を止め、左を見ると。旧道の上15M位の所で撃たれた猪は、ゴロゴロ転げて旧道沿いに落ちて来ていた。リュウとスーパーが「ギャンギャン」鳴いて来て、うじから急に猪が下に落ちたので、10M程先に走って行って、ユーターンしてきて猪を噛んだので、私が行って刺して血抜きをした。「ここで撃たなければ後2~3分走って咥えていたであろう」と文明君が言っていたが、「40頭おめでとう」と文明君と握手をした。今年は文明君の腰が悪くて仕事に行けない為、20日以上東郷に出猟して文明君と遊んだが、越表猟友会では過去最高の猟果であったとの事、この地は、鹿が多く鹿を知らない、若犬主体で引いたが、その若犬が起した猪は、ほとんど犬が止めた。これには猟友会の皆さんもビックリされていた。今猟期は一日に2頭獲ったのが、6日程あった。カールとルイスそれにシロと12月3日生まれの1歳になったばっかりのイチこれらも1頭で止める犬に仕込みあがったようだ。来猟期は、ワンランク上の止め芸を見せてくれると思います。長い間私の日記を読んで頂いた皆様、ありがとうございます。非猟期中は5~6ヶ月の子犬の訓練の様子と有害駆除にたまに行きますので、その様子を綴りたいと思います。猟犬についてのお問い合わせは、いつでもTEL0982-37-6161にお問い合わせ下さい。猟期が終わったので、訓練所が使用できます。関心のある方は犬を連れて、ぜひ見に来てください。
 
 
スーパーとリュウ
 
 
目標の40頭で将人Vサイン