11月24日 出猟 YouTube 動画
~狩猟日記
11月24日
昨日と今日は連休である、今日は辰矢が跡を見付けた北方の山に行く。
辰矢が仕事中に見付けて、跡が出ていると言う山であるが行って見ると、1日前の跡はあるが、新しい跡は出ていない。
将人に「なんか居るかもしれんわ」と言って、林道からカヤを引き込む。初めての山で、山は大山である。入れてすぐ、鹿が飛び出る。100mぐらい追ってカヤが戻ってくる。将人が「鹿ばっかりでどうにもならん」とぼやきながら、カヤを引くこと30分ほどあまり、その間に、鹿を7回起こした。将人より「子連れが踏んじょるわ!」私「足は?」と聞くと「60ぐらい」との事。
5分もするとカヤの床吠えが始まる。20秒ぐらいで床吠えが追い鳴きに変わる。将人より無線「間に合わんかった」私はすかさず「気を付けちょけ、止めるかもしれんぞ!」と言ってGPSを見ながらカヤの行った方に車を飛ばす。将人より無線「止めた!止めた!!」私は車を飛ばして林道を前に回ろうとするが、林道は行き止まりである。車から飛び降りGPSを見ると、私から280m将人よりである。マーカーからは「ハァハァ」言いながら、連続で吠えるカヤの声が入ってくる。生声もかすかに聞こえる。マーカーから聞こえるカヤの様子は、吠えた後に「ゼェゼェ」言う荒い息遣いが聞こえる。スダの中とは全然違う。おそらく立木で猪が見える所で、絡んでいるのであろう。5分、10分と時が流れる。山は急こう配で木立が多く、おまけに地面はザラザラの石が多い山である。
なおも吠え続けるカヤ。20分が過ぎ、25分が過ぎた。私は「まだかと!」将人に聞きたいが、将人も必死で現場に寄っている様子を思い浮かべて、無線を入れるのを我慢した。カヤのマーカーから銃声音が入った。少し間を置いて生の銃声音が聞こえた。その間に「やったよ!」ゼゴゼゴ息を切らしながら、あの足場の悪い山をよく寄ったものだ。
プロポイントを付け直して2回連続で仕留めた。無線で「猪は60kのメス猪、反対の方に引き下ろす」との事。私と辰矢は車を飛ばして反対側に廻る。車で40分かけて反対側に廻ると、将人は谷の上30mの所まで引き出していた。あの大山を40分かけて、一人で引き下ろして来たのである。辰矢がすぐ上に登って行き2人で引き出して来たが、猪は丸々と肥えて60を超えたメス猪であった。
谷で内臓を出して冷やし、辰矢が将人と2人で車を取りに行くと。途中で原田氏に会ったようである。私は獲った時に引き出すが大変と思い、原田氏に電話をかけていたが、到着した様である。
追伸
うちから1年半ほど前に、ラガー犬の子犬を持って行ったM氏が、今猟期に入ってもう15頭目を獲ったとの事。
嬉しい報告が届いた。
https://www.youtube.com/watch?v=p_vGMgfjRwc&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=2XpJ7VZke2M&feature=youtu.be